ベルファスト・テレグラフの写真特集、"A Conflict in Pictures" について、
本館での最初の紹介記事から。
http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.eceなお、以下に貼り付けるURLは既に変更になっています(写真が差し替わっています)。このため、参照すべき写真をサムネイルのサイズにし、どういう写真なのかがわかる程度にした状態で添付しますので、それを参考に上記URLから探してください。

ロイヤリスト側の写真。
http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece?ino=12http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece?ino=51【キャプションのコピペと概要】
2000 A young girl looks on as Loyalist Paramilataries carry the remains of her father and their commander through the streets of Tigers Bay in north Belfast after he was was killed by Republicans. Picture by Cathal McNaughton
2000年、ベルファスト北部、タイガーズ・ベイ地区で、リパブリカンに殺されたロイヤリスト武装組織リーダーの棺を運ぶロイヤリスト民兵と、それを見る幼い女の子。殺されたのは彼女の父親である。写真撮影者:Cathal McNaughton
2000年の死者一覧を見ても、「リパブリカン」に「プロテスタント」の「リーダー」が殺害されたという例は見当たらないので、ベルテレさんがキャプションで「リパブリカンによって殺された」と書いているのは、単純ミスか、意図的な誤記だろうと思います。
http://cain.ulst.ac.uk/sutton/chron/2000.htmlこのリストにある「タイガーズ・ベイ」の死者は:
- 21歳のUDAメンバー、加害者はUVF(つまりロイヤリスト二大組織の内紛)、10月28日
- 63歳のプロテスタントの政治活動家(PUP所属)、加害者はUDA(つまり、同じくUVF/PUP対UDAの内紛)、10月31日
※この年から翌年にかけて、UVF, UDA, LVFのロイヤリスト3組織の抗争が起きていました。政治的なものというより、「ギャングランド」的な争いだったにしても、これも「紛争」の一部です。
リストにある唯一の「リパブリカンによって殺されたプロテスタント」は:
- 35歳のタクシー運転手で武装組織メンバーではない一般人、タクシーをクラムリン・ロード近くに頼むと言われて行ったところで撃ち殺された。加害者はどれと特定されていないリパブリカンのグループ。
posted by nofrills at 08:10
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写真で見る北アイルランド紛争
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