『父の祈りを』
In the Name of the Father
Director: Jim Sheridan
http://www.imdb.com/title/tt0107207/
1974年10月5日、ロンドン近郊のサリー州のギルフォードで、英軍関係者が集まるパブがIRAによって爆破された。容疑者として逮捕されたのはたまたまそのへんにいただけの「アイルランド人」のヒッピーのような青年、ジェリー・コンロンら4人(ギルフォード・フォー)。「IRAのテロが英国を破壊する」との不安が世間を覆う中、警察の強引で違法な取調べによって、彼らは「犯人」に仕立て上げられる。そればかりか、息子の身を案じてロンドンに来ていたジェリーの父親のジュゼッペ・コンロンまでも、親戚のアニー・マグワイアの一家とともに逮捕され(マグワイア・セヴン)、爆発物所持の濡れ衣を着せられて有罪となってしまう。
やらんでもいいことをやってIRAに目をつけられた「カトリック」の青年ジェリーが故郷ベルファストを出てロンドンに出るところから、爆弾事件、突然の逮捕、警察での無茶苦茶な取調べ、さらに輪をかけて無茶苦茶な裁判……これらが非常にぎっちりと描かれた映画。原作はジェリー・コンロンの手記。
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posted by nofrills at 21:00
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