http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece
写真URL:
http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece?ino=205
キャプション:
Harry Ward was shot dead in The Diamond Jubilee Bar, Shankill Road, Belfast October 1991. Pictured is his sister Sadie, being led away from the scene.
「1991年10月、ベルファスト、シャンキル・ロードのダイアモンド・ジュビリー・バーで、ハリー・ウォードが撃ち殺された。写真は姉(妹)のセイディが現場から連れられていくところ」
【URLは2009年5月5日確認。特に告知なく変更される可能性があります。またURLが変わると写真が見つけられなくなるので、「何となくこういう写真」ということがわかる程度のサムネイル画像を下記に添付します。】

Diamond Jubilee Barで検索すると下記が出てきます。
http://www.patfinucanecentre.org/pf/pf04052001a.html
What had happened that night was that IPLO shot dead a Shankill Road man in the Diamond Jubilee bar. A few hours later Johhny Adair's UFF team took revenge when they murdered a Catholic taxi driver in the Oldpark area.
【対訳】その晩起きたのは、IPLOがシャンキル・ロードの男性を、ダイアモンド・ジュビリー・バーで撃ったということだった。その数時間後、ジョニー・アデールのUFFのチームが、オールドパーク地区でカトリックのタクシー運転手を殺害し、報復をおこなった。
※このページ全体を読みたいところですが、今はとりあえずここだけ見て先に行きます。
「UFF」はUDAの実働部隊。ジョニー・アデールはベルファストUFFのリーダーのひとりで、「狂犬」と呼ばれた人物です(2000年代に組織を追放され、UDAによって生命を脅かされているので、今は北アイルランドを出ています)。
このような、「こちらのコミュニティの民間人が殺されたら、相手のコミュニティの民間人を殺す」という暴力の連鎖は、北アイルランドにおける「北アイルランド紛争」の中心的なものです。(イングランドではそれが見えなかったので、「IRAは爆弾を仕掛けるときに予告をした。民間人の人命を尊重した」となどということが真顔で語られるのでしょう。)「UVFのビリーの物語」もあわせてご参照ください。
Sutton database:
http://cain.ulst.ac.uk/sutton/chron/1991.html
10 October 1991
Harry Ward (42) Protestant
Status: Civilian (Civ), Killed by: Irish People's Liberation Organisation (IPLO)
Shot during gun attack on Diamond Jubilee Bar, Shankill Road, Belfast.
IPLO (Irish People's Liberation Organisation) は、イングランドでの活動はおそらくまったく行なっておらず、それゆえに「無名」の組織だと思いますが、非常に過激な INLA (the Irish National Liberation Army) の分派組織です。90年代初めが最も活発だったようで、1992年には内部での争いが激化し、さらにはIRA (Provisional IRA) からの攻撃を受けて、組織解散ということになったそうです。
http://cain.ulst.ac.uk/othelem/organ/iorgan.htm