http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece
見出しに「2組目」と書いてあるエントリでは、本館での2番目の紹介記事で言及したものを扱っています。
なお、以下に貼り付けるURLは既に変更になっています(写真が差し替わっています)。このため、参照すべき写真をサムネイルのサイズにし、どういう写真なのかがわかる程度にした状態で添付しますので、それを参考に上記URLから探してください。

道路が封鎖され車が燃えています。キャプションによると「1962年のベルファストの暴動」だそうですが、何も説明がないので、ひどい状態になっているということしかわかりません。「ユニオニスト」なのか「ナショナリスト」なのかもわかりません。
1962年だとProvisional IRAはまだ存在していないし(PIRAは1969年のIRAの分裂で成立した組織)、それゆえ「北アイルランド紛争」に含まれるのかどうかも微妙だと思うのですが、Provisionalsの分裂前のIRAの「ボーダー・キャンペーン」が1956年から1962年2月まで行なわれていたので、それと何か関係がある写真なのかもしれません。(ユニオニストの側の「反IRA」のキャンペーンの可能性とか。)
「ボーダー・キャンペーン」については詳細は別の機会に譲りますが(どの機会だかわかんないけど)、ベルファストでは目立った活動はなかったはずです。
【追記】なんかこんなんあった。June 1972にOIRAがウルフ・トーン関連のイベントを主催したときのレクチャーだそうです。文中からPDFで落とせます。内容は、The lecture itself is a brief account of republican politics in the North, particuarly in Belfast from 1962 to the outbreak of the Troubles in 1969. かなり貴重なような気がする。
The Left Archive: 'The Role of the IRA, 1962-1967' by Liam McMillen, Official Sinn Féin
http://cedarlounge.wordpress.com/2008/10/13/the-left-archive-%E2%80%98the-role-of-the-ira-1962-1967%E2%80%99-by-liam-mcmillen-official-sinn-fein/
A very welcome guest post for the Archive today from Brian Hanley of Queens University, Belfast. The IRA, 1926 - 1936 is perhaps his best known work amongst a general readership, but for those of us here his forthcoming book co-authored with Scott Millar, on the Official IRA and the Workers' Party will be of particular interest.
(うーーーん、さすがにOIRAとWPについての本は私には濃すぎるけれども、ここに上がっている文章は拝読します。「アイルランドの左翼ゲリラ」に関心がある方にはこの本は有益かも。WPのショーン・ガーランドはいろいろあったみたいだし。)