http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece
見出しに「2組目」と書いてあるエントリでは、本館での2番目の紹介記事で言及したものを扱っています。
なお、以下に貼り付けるURLは既に変更になっています(写真が差し替わっています)。このため、参照すべき写真をサムネイルのサイズにし、どういう写真なのかがわかる程度にした状態で添付しますので、それを参考に上記URLから探してください。

30点目は1972年7月21日、ブラディ・フライデーの写真です。この日、午後2時10分から3時15分までの間に、ベルファスト市内15箇所でカーボム&ボムが連続して爆発しました。
キャプションは「IRAがベルファストで26の爆発を起こし、11人を死亡させ、130人を負傷させた。死者のうち7人はオクスフォード・ストリートのバスターミナルで、4人はケイヴヒル・ロードのショッピングセンターで被害にあった」……えー、死者数がおかしい。9人のはず。BBCでもnine people were dead and some 130 more were mutilated, injured and mentally scarredとなっている。
CAINの死者DBでは:
http://cain.ulst.ac.uk/sutton/chron/1972.html
Oxford Street Bus Station (6 deaths):
-Stephen Cooper (19) nfNI, Status: British Army (BA)
-Philip Price (27) nfNI, Status: British Army (BA)
-William Crothers (15) Protestant, Status: Civilian (Civ)
-William Irvine (18) Protestant, Status: Civilian (Civ)
-Thomas Killops (39) Protestant, Status: Civilian (Civ)
-Jackie Gibson (45) Protestant, Status: Civilian (Civ)
Cavehill Road (3 deaths):
-Margaret O'Hare (34) Catholic, Status: Civilian (Civ)
-Brigid Murray (65) Catholic, Status: Civilian (Civ)
-Stephen Parker (14) Protestant, Status: Civilian (Civ)
この事件のほか、この日はOIRAとPIRAの紛争で1人殺され、英軍とIRAの銃撃戦でIRAが1人死んでいる。それも含めれば「11人」になるけれど、ブラディ・フライデーとは別だし。それか、このときの怪我が原因で後になって亡くなった人をカウントしているのかもしれないです。(ブラディ・サンデーの「最後の死者」と同様に。)
この事件については、いずれちゃんと書きたいと思います。今は次に行きます。