http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece
なお、以下に貼り付けるURLは既に変更になっています(写真が差し替わっています)。このため、参照すべき写真をサムネイルのサイズにし、どういう写真なのかがわかる程度にした状態で添付しますので、それを参考に上記URLから探してください。

【キャプションの概要】
2001年7月12日。オレンジ・パレードが通過する前、暴動となったアルドイン地区(ナショナリスト地域)で負傷して横たわる警官。撮影者: Ann McManus
念のため、ちょっとだけ書いておきますが、「オレンジ・パレード」の「オレンジ」は「オレンジ・オーダー(ロッジ)」の「オレンジ」で、その「オレンジ」は「カトリックを打ち破ったプロテスタントの王、ウィリアム3世」、つまり「オレンジ公ウィリアム」にちなんでいます。要するに、「プロテスタント」の(何百年も前の「対カトリック勝利」をいまだに記念している)パレードです。
その「プロテスタント」のパレードが、「カトリック」が圧倒的に多い地域を強引に通るので、暴動になるのです。あまたの事象と同じく当局(パレード・コミッションというものがある)も完全に中立というわけではなく(なぜなら「完全に中立」などということが不可能だから)、私が把握している限りでも、2000年代前半はこういう衝突は「7月の北アイルランドといえば」という恒例行事でした(毎年その話題で北アイルランドのニュースが盛り上がる、というような)。ただ、この数年はずいぶん穏やかになっていて、2009年はさらに穏やかになりそうな雰囲気ではありますが。