現在進行中の事件などに関しては、本家およびはてなブックマークをご参照ください。

2009年05月01日

【写真】6点目、1972年1月30日、デリー

ベルファスト・テレグラフの写真特集、"A Conflict in Pictures" について、本館での最初の紹介記事から。
http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece

なお、以下に貼り付けるURLは既に変更になっています(写真が差し替わっています)。このため、参照すべき写真をサムネイルのサイズにし、どういう写真なのかがわかる程度にした状態で添付しますので、それを参考に上記URLから探してください。




06STANLEY__MATCHETT_B__25358s-200.jpg

6点目。1972年1月30日、デリー。
http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece?ino=6
http://www.belfasttelegraph.co.uk/photo-galleries/article13909724.ece?ino=45
【キャプションの概略】
英軍兵士が並ぶ中、デイリー神父が血に染まったハンカチをかざし、何人かの人々が致命傷を負ったジャッキー・ダディ(17歳)を搬送。1972年1月30日、ブラッディ・サンデーとして知られる。写真撮影者:Stanley Matchett

3点目の「シャンキル・ロード爆弾」のキャプションの熱さと比べてどうでしょう。ジャッキー・ダディがどうして、誰によって致命傷を負わされたのかも書いていないし、その日に何人が殺され、何人が負傷させられたのかも書いていない。ジャッキー・ダディはその日最初に殺された人だということも書いていない。

この写真は、Bloody Sunday Trustの写真館にあるものの一瞬前ですね。これの少し前に撮影されたのが、デリーの壁画の元になっているこの写真です。何度見ても、「撃ち殺されたジャッキー・ダディと彼を助けようとする人々」のこの写真には、何とも言いがたい悔しさを覚えます。
posted by nofrills at 07:00 | TrackBack(0) | 写真で見る北アイルランド紛争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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*参考書籍*

北アイルランド紛争についての英書

英語ではとても読みきれない(買いきれない、収納しきれない)ほどの本が出ていますが、筆者は特に下記の書籍を参照しています。
※画像にポインタを当てると簡単な解説が出ます。

031229416607475451970717135438
The IRA
Tim Pat Coogan
Loyalists
Peter Taylor
Killing Finucane
Justin O'Brien

北アイルランド紛争について、必読の日本語書籍
筆者はこのブログを書く前に、特にこれらの書籍で勉強させていただいています。

4621053159 4846000354
IRA(アイルランド共和国軍)―アイルランドのナショナリズム
アイルランド問題とは何か
鈴木 良平

北アイルランド紛争の歴史
堀越 智

IRA―アイルランドのナショナリズム(第4版増補)
鈴木良平

458836605X
暴力と和解のあいだ
尹 慧瑛
→「北アイルランド」での検索結果
→「Northern Ireland」での検索結果
* photo: a remixed version of "You are now entering Free Derry",
a CC photo by Hossam el-Hamalawy
http://flickr.com/photos/elhamalawy/2996370538/


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