【質問21】で少し述べましたが、誰かを殺した/死なせたものに限定しても、当事者となった武装組織は25を軽く超えています。
(RUC), (USC), (REP), (LOY), (BA), (UVF), (SE), (IRA), (nk), (OIRA), (UDA), (UFF), (INLA), (RHC), (UDR), (RAF), (PAF), (PAG), (PLA), (IA), (RepAF), (PRA), (CRF), (IPLO), (GS), (LRDG), (IPLOBB), (DAAD), (BP), (LVF), (rIRA), (RHD)
※これらの略語の中には「どれとは特定できないロイヤリストの組織」(=LOY)とか、「不明」(=nk)といったものも含まれていますので、それらを除外して25以上。私も数えるのいやです。
この「アルファベット・スープ」をある程度把握しておかないと、「北アイルランド紛争」について調べたり知ったりすることは、大変難しいです。その点については、また改めて……。
追記:
「いくらなんでもこのFAQは雑すぎね?」という声が聞こえてこないでもないので、とりあえず、ウィキペディア英語版のthe Troublesの項の「当事者」のリストのスクリーンショットだけ。
Sovereign state security forces に関しては、英国は軍(主に陸軍)と警察、アイルランド共和国は警察が大きな役割を果たしています。アイルランド共和国の軍隊も少し。
で、UDA, UVF, IRA, INLAなどのパラミリタリー組織については、別個に解説記事みたいなのを書きます。