現在進行中の事件などに関しては、本家およびはてなブックマークをご参照ください。

2008年11月27日

【質問20】 北アイルランド紛争はいつ「終わった」のですか。(軍事面について)

【回答20】
軍事面では、「紛争」の終結は1997年の停戦 (ceasefire) が大きな節目でしたが、まずはそれに至る段階について少し。

参照先:
http://en.wikipedia.org/wiki/
Chronology_of_the_Northern_Ireland_Troubles


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【質問19】 北アイルランド紛争はいつ「終わった」のですか。(政治面について)

【回答19】
「紛争」の終結時期については、政治面についての話なのか、軍事面についての話なのかに分けます。長くなるので。

政治的には1998年4月のベルファスト合意(別名「グッドフライデー合意」、以下「GFA」)を大きな節目とするのが一般的です。

ただGFAは「大きな節目」ではありましたが、結果的にはこれだけですべてが終わったというわけではなく、最終的に政治の面で決着がついたといえるのは2006年10月のセント・アンドリューズ合意です。この合意で「北アイルランド自治政府」がまともに機能しうるものとして復活した(2007年5月)ということで。(「機能しうる」は「機能する」と同義ではありませんが。)

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【質問18】 北アイルランド紛争は今も続いているのですか。

【回答18】
形式としては、完全に終わっています。(社会的側面、特にメンタリティの面では、終わっているとは言えないと思いますが。)

現在でもリパブリカンの武装闘争至上主義者のような人たち(非・反主流派リパブリカン dissident Republicans)が活動を続けてはいますが、現状としては、彼らの活動は「紛争」と呼ぶべき規模ではありません。

詳細は次の項で。

非主流派リパブリカンの動きについては、本館のNIカテで書いています。(相当きなくさいことはきなくさいのですが。)
http://nofrills.seesaa.net/category/1773838-1.html

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【質問17】 北アイルランド紛争はいつ「始まった」のですか。

【回答17】
誰もが一致する見解は存在しないながら、一般的には、1968年10月のデリーでの公民権要求デモ(「カトリック」のコミュニティを中心とした動き)、もしくは1969年8月の「ボグサイドの戦い」(「カトリック」のコミュニティでの動き)と英軍の派遣(オペレーション・バナーの開始。英国の介入)が、「北アイルランド紛争の始まり」とされるようです。

NI紛争について最も信頼性の高いアルスター大学のCAINプロジェクトも、そのように扱っています。
http://cain.ulst.ac.uk/faq/faq2.htm#when
http://cain.ulst.ac.uk/othelem/chron/ch68.htm

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2008年11月26日

【お知らせ】iLikeのプレイヤーをつけました。

▼下記、設定によってはIEで閲覧できないという不具合を発生させているようですので(たぶんCookie関連?)、いったんプレイリストの埋め込みを削除しました。当方で現象が確認でき、対処が完了するまでの間に閲覧できなかった皆さま、ご迷惑をおかけしました。(Thanks to: 消印所沢さん)▼

ページ上部、記事が表示されるエリアの上に、iLikeplaylist作成機能を利用して、北アイルランドの音楽を数曲集めたプレイリストをつけました。

基本的には、主題歌として挙げた曲プラスアルファ、です。

北アイルランドというと「紛争」というイメージばかり、という人にこそ聞いていただきたい音です。

リストは2種類に分けました。

▼この下には、IEでは設定によって閲覧を妨げる可能性のある部分があります。Firefoxでは大丈夫なはずです(私が確認したところ。AdBlockをOnにしてても大丈夫なはず)。▼

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タグ:音楽
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【質問16】 「北アイルランド紛争」の英語での呼称について。

【回答16】
「北アイルランド紛争」は、英語では次のように呼ばれます。

※"Northern Irish" がついているものの検索結果の件数が少ないのは、"Northern Irish" という言い方自体が比較的新しいものだからではないかと思います。

私はこの8年くらい「北アイルランド紛争」について英語でネットで読んだりしているのですが、最も「普通」に馴染んでいるのは、"the Troubles" です (「北アイルランド紛争」は、自分で話したり書いたりするときは、"the Troubles in Northern Ireland" と自然に出てきます)。

この用語法については、アルスター大学CAINデータベースのFAQが明解な説明をしています。

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【質問15】 「北アイルランド紛争」はどういうものと定義されるのですか。

【回答15】
北アイルランド紛争 (the Northern Ireland Conflict, the Troubles) の定義として一般的なものを、英語版ウィキペディアから。

http://en.wikipedia.org/wiki/The_Troubles
The Troubles was a period of conflict involving republican and loyalist paramilitary organisations, political activist and civil rights groups, the Royal Ulster Constabulary (RUC), the British Army and others in Northern Ireland. The period is conventionally held to have lasted from the late 1960s until the conclusion of the peace process in the late 1990s, which culminated in the Belfast Agreement of 10 April 1998. ...

The Troubles have been variously described as terrorism, ethnic conflict, a many-sided conflict, a guerrilla war, a low intensity conflict, and even a civil war.

「北アイルランド紛争」は、リパブリカンの武装組織、ロイヤリストの武装組織、政治活動家、市民権運動のグループ、北アイルランド警察(RUC)、英軍などが関わった紛争の時期をいう。通例、1960年代終わりから1990年代終わりの和平プロセスの決着(1998年4月10日のベルファスト合意)まで続いたものとされる。……

「北アイルランド紛争」については、テロリズムであるとか、民族紛争であるとか、多面的紛争であるとか、ゲリラ戦争であるとか、低強度紛争(政治的対立の激しいもの)であるとか、内戦であるとか言われている。

※ここに出てくる「用語」の類は、「用語解説」のタグをつけた記事でご確認ください。

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【本日放送】BS世界のドキュメンタリー「憎しみを越えられるか 〜北アイルランド紛争・対話の旅〜」

今夜放送です。

BS世界のドキュメンタリー
<シリーズ 和解への模索>
憎しみを越えられるか 〜北アイルランド紛争・対話の旅〜
11月26日 水曜 午後9:10〜10:00
NHK BS1
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/081126.html

激しく衝突した北アイルランド紛争。30年にわたる相互テロの応酬で3600人以上が亡くなった。10年前の停戦合意を受けてテロは沈静化したが、双方に残した傷跡はいまだ癒えておらず、日常的な傷害事件や暴動は頻発している。都市ベルファストではいまだ、敵対する地区に足を踏み入れたことのない人がほとんどだ。

憎しみや暴力の連鎖は、どうしたら食い止めることが出来るのか。その答えを探るべく、一つの試みが注目を集めている。敵対する武装組織メンバー、テロの加害者、被害者が集まって、共にアイルランドやスコットランドなどを旅して対話を重ねるプロジェクトが2001年から毎年続けられている。

主催したのはNGOの「グレンクリー」。これまでに7回の対話の旅が行われ、約70人が参加した。参加者はこの旅を通じて、過去の憎しみやわだかまりを克服したいと切実に考えている人たちだ。「争いから離れた自然の中では、対立した者同士が胸にしまい込んだ思いを打ち明け始める」

番組では今年、新たなメンバーで行われる旅に同行取材する。加害被害を問わず紛争によって傷ついた人々は、その傷をどのようにいやそうとしているのか、旅の過程で彼らの何が変わってゆくのか。いまだ紛争の後遺症に悩み、それを乗り越えようともがく人々の現実を見つめる。

原題: 憎しみを越えられるか 〜北アイルランド紛争・対話の旅〜
制作: NHK / NHK情報ネットワーク / 千代田ラフト(日本) 2008年


「グレンクリー」は、グレンクリー平和和解センター Glencree Centre for Peace and Reconciliationのことだと思います。アイルランド共和国大使館の「過去のイベント」(下記)など参照。
http://www.ie.emb-japan.go.jp/The%2050th%20Events%20Page%20Nihongo.htm

BS世界のドキュメンタリーの<シリーズ 和解への模索>では、金曜日にも英国・北アイルランド関連の番組があります。ブレア政権の前にNI和平に取り組んだマイケル・アンクラム関連。


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【質問14】 北アイルランドにおける「リパブリカン」、「リパブリカニズム」とは何ですか。

【回答14】
「リパブリカン republican」は、字義通りには「共和主義者」で、実際に北アイルランドの「リパブリカニズム republicanism」が「共和主義」という日本語に翻訳されている場合も多いのですが、これもまた著しくミスリーディングであると思います。

北アイルランド紛争の文脈では、「リパブリカニズム」とはmilitant (Irish) nationalism, つまり「好戦的ナショナリズム」のことです。

「ロイヤリスト」が「ユニオニストの過激派」であるのと同様に、「リパブリカン」は「ナショナリストの過激派」です。

CAINの「用語集」を参照しておきましょう。

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【質問13】 北アイルランドにおける「ナショナリスト」、「ナショナリズム」とは何ですか。

【回答13】
よぉし、説明するぞ!と思って英語版ウィキペディアを見たら、ものすごいことになっていて、説明に挫折しました。こりゃ「概説 アイルランドの近代史」ですがな……。
http://en.wikipedia.org/wiki/Irish_nationalism

CAINに行きます。CAINの「用語集」での定義は:
In Northern Ireland the term is used to describe those who hold a long-term wish for the reunification of Ireland. The majority of those people who are from the Catholic community are Nationalist. It should be noted that not all Nationalists support Republican groups.

北アイルランドにおいては、「ナショナリスト」という用語は、アイルランドの再統一を願っている人々をいう。カトリックのコミュニティ出身の人たちの多数は「ナショナリスト」である。ただし、すべての「ナショナリスト」が「リパブリカン」の各集団を支持しているわけではない。

http://cain.ulst.ac.uk/othelem/glossary.htm#N


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【質問12】 北アイルランドにおける「ロイヤリスト」、「ロイヤリズム」とは何ですか。

【回答12】
北アイルランドの「ロイヤリスト loyalist」は、簡単にわかりやすく説明すれば、「ユニオニストの過激派」です。(「過激派」とは、ここでは「暴力を辞さない者」、「暴力を積極的に用いる者」といった意味で使っています。)

「ロイヤリズム loyalism」は「アルスター・ロイヤリズム Ulster loyalism」とも表されます。ときどき日本語で「王党派」の訳語が与えられているのを見かけますが、誤解(というか違う方向への連想)を招きやすいのでこの翻訳は避けたほうが無難ではないかと思います。まあ、「英国王に忠誠を誓う」という点では、完全に違うわけではないのですが。

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【質問11】 北アイルランドにおける「ユニオニスト」、「ユニオニズム」とは何ですか。

【回答11】
「北」に限らず、アイルランドにおける「ユニオニズム Unionism」の「ユニオン Union」とは、ブリテン(すなわちイングランド&ウェールズとスコットランド)との「連合」の意味です。その連合を維持し、または強化すべきという考えが「ユニオニズム」、そういう考えを持っている人が「ユニオニスト Unionist」です。全体の理解のために簡単な説明が必要なときには「親英派」と言ってもよいでしょう。(ただし「常に英国の言うことを聞く」という意味に解釈してはなりません。)

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【NIFAQ FAQ】主題歌はないんですか。

主題歌は、密かにこれを使おうと思っていたのが、コミンテルンの陰謀で先に取られてしまいました。(; ;)



……冗談です。

主題歌はこれです。
And So I Watch You From Afar, The Voiceless (2008)
http://ie.youtube.com/watch?v=KraZLPprYe4

※ビデオはバンドが制作したものではありません。

And So I Watch You From Afar(←これがバンド名)はベルファストのバンドで、2007年にミニアルバム 'This Is Our Machine And Nothing Can Stop It' を出し(下記のMySpaceから買えます)、ベルファストだけでなくスコットランドやイングランドでも頻繁に演奏し、2009年3月にはデリーのSmalltown Americaというインディーレーベルからフルアルバムを出します。(地名だけでもかなりややこしいことになってるな、この説明。)MySpaceで6曲試聴できるし、YouTubeの彼ら自身のチャンネルにはたくさんライヴ映像が上がっています。「北アイルランド」とかそういうの関係なく単に音だけでもすごいと感じさせるバンドだと思うのですが、'These Riots are Just the Beginning' とか 'The Voiceless' とかいう曲名で来られた日には、もう、ね。
http://www.myspace.com/andsoiwatchyoufromafar
http://ie.youtube.com/user/asiwyfa

あと……
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タグ:音楽
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2008年11月25日

【映画の紹介】『父の祈りを』(1993年)

『父の祈りを』
In the Name of the Father
Director: Jim Sheridan
http://www.imdb.com/title/tt0107207/

1974年10月5日、ロンドン近郊のサリー州のギルフォードで、英軍関係者が集まるパブがIRAによって爆破された。容疑者として逮捕されたのはたまたまそのへんにいただけの「アイルランド人」のヒッピーのような青年、ジェリー・コンロンら4人(ギルフォード・フォー)。「IRAのテロが英国を破壊する」との不安が世間を覆う中、警察の強引で違法な取調べによって、彼らは「犯人」に仕立て上げられる。そればかりか、息子の身を案じてロンドンに来ていたジェリーの父親のジュゼッペ・コンロンまでも、親戚のアニー・マグワイアの一家とともに逮捕され(マグワイア・セヴン)、爆発物所持の濡れ衣を着せられて有罪となってしまう。

やらんでもいいことをやってIRAに目をつけられた「カトリック」の青年ジェリーが故郷ベルファストを出てロンドンに出るところから、爆弾事件、突然の逮捕、警察での無茶苦茶な取調べ、さらに輪をかけて無茶苦茶な裁判……これらが非常にぎっちりと描かれた映画。原作はジェリー・コンロンの手記。

4087602532父の祈りを (集英社文庫)
ゲリー・コンロン
集英社 1994-10

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【映画の紹介】『ブラディ・サンデー』(2002年)

『ブラディ・サンデー』
Bloody Sunday (2002)
Director: Paul Greengrass
http://www.imdb.com/title/tt0280491/

1972年1月30日、デリー。公民権を求めて街を行進するデモ隊に対し英軍が発砲、13人が殺された――「血の日曜日 Bloody Sunday」として知られるこの事件を、英軍の発砲を目撃していた人によって偶然発見された当時の証言録をもとに、ポール・グリーングラス監督がドキュドラマの手法で映像化。この日のデモの主催者だったアイヴァン・クーパー議員、射殺された少年、英軍兵士、英軍司令官の4つの視点から、「当日」が再現される。

証言録は、だんだんと入手困難になりつつあるようだが、中古でならわりと楽に買える。これはBloody Sundayについて真剣に知りたい人は読んだ方がいい。事件当時のインクワイアリで黙殺された、現場にいた人たちの声だ。

1903582164Eyewitness Bloody Sunday
Don Mullan
Merlin Pub 2002-09

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*参考書籍*

北アイルランド紛争についての英書

英語ではとても読みきれない(買いきれない、収納しきれない)ほどの本が出ていますが、筆者は特に下記の書籍を参照しています。
※画像にポインタを当てると簡単な解説が出ます。

031229416607475451970717135438
The IRA
Tim Pat Coogan
Loyalists
Peter Taylor
Killing Finucane
Justin O'Brien

北アイルランド紛争について、必読の日本語書籍
筆者はこのブログを書く前に、特にこれらの書籍で勉強させていただいています。

4621053159 4846000354
IRA(アイルランド共和国軍)―アイルランドのナショナリズム
アイルランド問題とは何か
鈴木 良平

北アイルランド紛争の歴史
堀越 智

IRA―アイルランドのナショナリズム(第4版増補)
鈴木良平

458836605X
暴力と和解のあいだ
尹 慧瑛
→「北アイルランド」での検索結果
→「Northern Ireland」での検索結果
* photo: a remixed version of "You are now entering Free Derry",
a CC photo by Hossam el-Hamalawy
http://flickr.com/photos/elhamalawy/2996370538/