軍事面では、「紛争」の終結は1997年の停戦 (ceasefire) が大きな節目でしたが、まずはそれに至る段階について少し。
参照先:
http://en.wikipedia.org/wiki/
Chronology_of_the_Northern_Ireland_Troubles
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The Troubles was a period of conflict involving republican and loyalist paramilitary organisations, political activist and civil rights groups, the Royal Ulster Constabulary (RUC), the British Army and others in Northern Ireland. The period is conventionally held to have lasted from the late 1960s until the conclusion of the peace process in the late 1990s, which culminated in the Belfast Agreement of 10 April 1998. ...
The Troubles have been variously described as terrorism, ethnic conflict, a many-sided conflict, a guerrilla war, a low intensity conflict, and even a civil war.
「北アイルランド紛争」は、リパブリカンの武装組織、ロイヤリストの武装組織、政治活動家、市民権運動のグループ、北アイルランド警察(RUC)、英軍などが関わった紛争の時期をいう。通例、1960年代終わりから1990年代終わりの和平プロセスの決着(1998年4月10日のベルファスト合意)まで続いたものとされる。……
「北アイルランド紛争」については、テロリズムであるとか、民族紛争であるとか、多面的紛争であるとか、ゲリラ戦争であるとか、低強度紛争(政治的対立の激しいもの)であるとか、内戦であるとか言われている。
激しく衝突した北アイルランド紛争。30年にわたる相互テロの応酬で3600人以上が亡くなった。10年前の停戦合意を受けてテロは沈静化したが、双方に残した傷跡はいまだ癒えておらず、日常的な傷害事件や暴動は頻発している。都市ベルファストではいまだ、敵対する地区に足を踏み入れたことのない人がほとんどだ。
憎しみや暴力の連鎖は、どうしたら食い止めることが出来るのか。その答えを探るべく、一つの試みが注目を集めている。敵対する武装組織メンバー、テロの加害者、被害者が集まって、共にアイルランドやスコットランドなどを旅して対話を重ねるプロジェクトが2001年から毎年続けられている。
主催したのはNGOの「グレンクリー」。これまでに7回の対話の旅が行われ、約70人が参加した。参加者はこの旅を通じて、過去の憎しみやわだかまりを克服したいと切実に考えている人たちだ。「争いから離れた自然の中では、対立した者同士が胸にしまい込んだ思いを打ち明け始める」
番組では今年、新たなメンバーで行われる旅に同行取材する。加害被害を問わず紛争によって傷ついた人々は、その傷をどのようにいやそうとしているのか、旅の過程で彼らの何が変わってゆくのか。いまだ紛争の後遺症に悩み、それを乗り越えようともがく人々の現実を見つめる。
原題: 憎しみを越えられるか 〜北アイルランド紛争・対話の旅〜
制作: NHK / NHK情報ネットワーク / 千代田ラフト(日本) 2008年
In Northern Ireland the term is used to describe those who hold a long-term wish for the reunification of Ireland. The majority of those people who are from the Catholic community are Nationalist. It should be noted that not all Nationalists support Republican groups.
北アイルランドにおいては、「ナショナリスト」という用語は、アイルランドの再統一を願っている人々をいう。カトリックのコミュニティ出身の人たちの多数は「ナショナリスト」である。ただし、すべての「ナショナリスト」が「リパブリカン」の各集団を支持しているわけではない。
http://cain.ulst.ac.uk/othelem/glossary.htm#N
軍事板常見問題&良レス回収機構 via kwout
![]() | 父の祈りを (集英社文庫) ゲリー・コンロン 集英社 1994-10 by G-Tools |
![]() | Eyewitness Bloody Sunday Don Mullan Merlin Pub 2002-09 by G-Tools |
*参考書籍* 北アイルランド紛争についての英書 英語ではとても読みきれない(買いきれない、収納しきれない)ほどの本が出ていますが、筆者は特に下記の書籍を参照しています。 ※画像にポインタを当てると簡単な解説が出ます。 | ||
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The IRA Tim Pat Coogan | Loyalists Peter Taylor | Killing Finucane Justin O'Brien |
北アイルランド紛争について、必読の日本語書籍 筆者はこのブログを書く前に、特にこれらの書籍で勉強させていただいています。 | ||
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アイルランド問題とは何か 鈴木 良平 |
北アイルランド紛争の歴史 堀越 智 |
IRA―アイルランドのナショナリズム(第4版増補) 鈴木良平 |
![]() 暴力と和解のあいだ 尹 慧瑛 | ||
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